不動産トラブルを弁護士に相談するメリット
不動産トラブルについて調べてみると、弁護士だけではなく、司法書士にも依頼をすることができる旨が記載されていることがあります。
当記事では、不動産トラブルを弁護士に依頼するメリットについて詳しく解説をしていきます。
◆不動産トラブルは弁護士に相談すべきか、司法書士に相談すべきか
不動産関係のトラブルを扱う士業は弁護士以外にも、司法書士、行政書士、土地家屋調査士などが存在します。
相談料や報酬などについては、司法書士や行政書士の方が安価であるとお考えになり、まずは司法書士等に相談をするという判断をされる方がいらっしゃいますが、基本的には弁護士に相談すべきです。
その理由としては、弁護士でなければ扱うことのできないトラブルがあるからです。
士業は法律によって、扱える業務範囲が規定されており、弁護士にしか扱えない業務というものが多数あります。
代表的なものとしては、土地の所有権に関する登記、財産管理、不動産の相続登記などがあります。
もっとも、重要なのが、140万円を超える金額がかかわる訴訟に発展してしまった場合には、訴訟の代理人となることができるのが弁護士のみであるという点です。
不動産を取り扱っているうちに、相手との折り合いがつかず、訴訟に発展してしまうということは少なくありません。
そこでどのような請求かにもよりますが、不動産に関連する金銭の請求であれば、140万円を超えることが非常に多くなっており、司法書士に依頼をしてしまった場合には、新たに弁護士を探す必要が出てくるため、二重に報酬を支払わなければいけなくなる可能性があります。
もっとも、境界に関するトラブルに関しては、弁護士だけでは解決することができず、先ほどご紹介した土地家屋調査士の協力が必要となります。
弁護士に依頼をする際には、境界訴訟についても対応しておくかチェックしておくことが重要となります。
境界訴訟を取り扱っている多くの弁護士事務所には、土地家屋調査士が在籍していることが多く、スムーズに連携をすることが可能だからです。
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